「D2Cについて詳しく知りたい」
「D2Cの特徴やメリット、成功事例や押さえるべきポイントを知りたい」
本記事はこのような方のための記事になっています。
本記事のポイント
・D2Cの特徴やメリットがわかる
・押さえるべきD2Cの成功のポイントがわかる
・D2Cの成功事例をご紹介
ぜひ、ビジネス拡大のヒントとしてお役立てください。
D2Cとは?
D2Cとは、Direct to Consumerの略で、メーカーが卸売業者や小売店舗を仲介させず、ECサイト等で、直接ユーザーに商品販売するビジネスモデルのことをいいます。実店舗を必要とせず、また商品の流通に仲介業者を挟むことなく、企画から製造・販売までをすべてメーカーで行います。中間コストがなくなるので、そのコスト分、品質の高い商品開発・提供が可能です。アメリカのスタートアップで成功・注目されたモデルで、日本でも注目が集まっています。
D2Cの特徴・メリットとは?
D2Cの特徴は、以下の通りです。
・メーカー直販
・ECサイトが主体
これらD2Cの特徴から、以下のメリットがあります。
【D2Cのメリット】
・仲介業者の中間コストがない分、より品質の高い商品を作りやすい
・ユーザーからの声を直接聞くことができ、商品開発や商品改善などに迅速な対応が可能
・EC販売なので、24時間365日営業が可能
・受注生産での販売も可能で、過剰在庫になりづらい
メーカーがECサイトで直販するので、中間コストを大幅に削減できます。また、カスタマーサポートをメーカーが直接対応することにより、新商品やサービスのアイデアに結びつけることも期待できます。
D2Cでの成功のポイントとは?
D2Cで成功するためのポイントとは何か? 調査してみると、以下の要素がありました。
・より上質で迅速なカスタマーサポート
・商品・サービスのスピード改善
・ブランディング
より上質で迅速なカスタマーサポート
Amazonや楽天のようなモールに比べ、D2C型のECサイトでは、当然のことながら商品点数が少なく、選択肢が限られます。しかし選択肢が少ない分、ユーザーを迷わせず、1点1点の商品の情報を伝えきることができます。サイトに訪れてからのユーザー体験と、そしてアフターケアなども含めて顧客エンゲージメントを高めていくことがD2Cで成功するためのポイントの一つです。
商品・サービスのスピード改善
D2Cの醍醐味の1つは、ユーザーの意見を直接受け取れる環境にあるということです。ユーザーの一つ一つの声を商品開発やサービスに活かすことで、商品やサービスが改善され、ユーザーに支持されやすくなります。商品・サービスのスピード改善による顧客エンゲージメントの向上もD2Cの成功に必要なポイントといえそうです。
【ご紹介】2019年押さえておきたいECサイトトレンド
ここで「2019年押さえておきたいECサイトトレンド7選」の記事をご紹介します。
【参考記事】2019年押さえておきたいECサイトトレンド7選+ニュース、重要ワード
こちらの記事では、2019年のECサイトのトレンドについて書かれています。
・2019年押さえておきたいecサイトトレンド7選
・2019年EC業界で絶対に知っておきたいニュース5選
・2019年EC業界で絶対に知っておきたい4つのワード
これらの情報をまとめてチェックできる記事です。
D2Cの成功事例
この章では、具体的なD2Cの成功事例を国内から2社、海外から2社をご紹介します。
■国内D2C成功事例
株式会社再春館製薬所 様
株式会社再春館製薬所様が運営している、化粧品のECサイト「ドモホルンリンクル」。年齢を重ねたお肌のための基礎化粧品を販売し、無料お試し8点セットで香り・質感・自身の肌に合うかどうかを購入前に試すことが可能です。ドモホルンリンクルは、注文数によって最低限必要な量だけをその都度つくっているため、鮮度の高い商品をユーザーに届けています。
株式会社セイバン 様
株式会社セイバン様が運営している、ランドセルのECサイト「天使のはね」。小学1年生から6年生まで、丈夫で軽く背負いやすい、安心できる機能性が売りのランドセルを販売しています。ランドセルの管理方法などを自社メディア「ランドセル広場」で情報提供し、6年間の修理保証や修理期間にランドセルの無償貸出しなどのアフターサービス付きです。テレビCMでの露出だけでなく、SNSの活用も行っておりFacebookでは1万以上の「いいね!」を獲得しています。
■海外のD2C成功事例
ROCKETS OF AWESOME様
参考:Rockets of Awesome | Super Cool, Stylish Kids Clothes
「ROCKETS OF AWESOME」は、レイチェル・ブルーメンタール氏によって創業された、子供服のECサイトです。子供の着る服にはこだわりを持ちながらも、毎シーズン選ばなければならない煩わしさから解放されたい子育て世代をターゲットにしています。同社は、サブスクリプションを採用しており、子供のサイズや好みに合わせて選ばれたアイテム8〜12点の洋服セットを、年4回届けています。購入する洋服をカスタマイズできるのもD2Cの強みといえます。
Glossier様
参考:Glossier | Skincare & Beauty Products Inspired by Real Life
「Glossier」は、エミリー・ワイズ氏によって創業されたコスメブランドのECサイトです。同社ではもともとファッションブログを運営していた中で、ユーザーとのやりとりから出た意見を反映し、コスメブランド「Glossier」事業を開始しました。
Instagramでのリポストを活用した巧みなマーケティング戦略によって、Glossierはブランドを一躍有名にしました。
D2C、B2C、SPAの違い
ここで、D2C以外でもよく耳にするX2X(B2C等)やSPAの違いについて解説します。
・B2B(Business to Business)・・・企業間取引
・B2C(Business to Consumer)・・・企業対消費者の取引
・B2E(Business to Employee)・・・企業の従業員向けに提供されるサービス
・B2G(Business to Government)・・・省庁や地方自治体、公的機関との取引
・C2C(Consumer to Consumer)・・・個人間の取引
・D2C(Direct to Consumer)・・・メーカーと消費者の直取引
また、SPA(Specialty s2re retailer of Private label Apparel)は、企画から製造、小売までを一貫して行うアパレルのビジネスモデルです。アパレル業界は、季節やトレンドで商品が移り変わるため、自社での一貫した製造販売にすることでトレンドを商品に反映させつつ在庫コントロールが可能です。言葉の意味として「製造小売業全般」を指す場合もあります。
まとめ
いかがでしたか? 本記事では、以下のようなポイントをお伝えしてきました。
・D2Cの特徴やメリットがわかる
・押さえるべきD2Cの成功のポイントがわかる
・D2Cの成功事例をご紹介
当サイトでは、これからも定期的にECサイト関連の情報発信をしていきますので、ぜひチェックしてください。